子どもが出っ歯(上顎前突)だと、保護者の方としては矯正治療で治してあげたいと思うのではないでしょうか。
とくに出っ歯のために口が閉じにくかったり、口を閉じていても前歯が出てしまうような出っ歯だったりすると、歯が目立ってしまい子ども自身がそれをコンプレックスに感じる可能性があります。
またそのような状態だと、転倒した際に前歯を折るリスクが高まりますし、将来的に出っ歯が虫歯や歯周病の原因になることもあります。
出っ歯に対する小児矯正の多くは、下顎の成長を促進させるという目的があります。
矯正治療によって下顎の成長を促し、上顎と下顎のバランスを整えることによって前歯の角度が変わり、出っ歯を改善させることができます。
矯正治療は大人になってからでも行なえますが、こうした下顎の成長を見込んだ治療は成長段階にある子どもだからできることです。
出っ歯の治療を始めるタイミングとしては、「小学4年生前後」がひとつの目安となります。
ただ下顎の成長には個人差がありますから、もう年齢的に矯正治療は遅いと感じても上手くいくケースもあります。
ですから子どもの出っ歯が気になるようであれば、まずはもちづき歯科医院まで一度ご相談ください。
また、出っ歯の原因には子どものクセも関係してきます。
5歳を過ぎても指しゃぶりを続けていたり口呼吸や下唇を噛むクセがあったりすると、それが出っ歯の原因になることがあります。
ですから子どもの出っ歯が心配な場合は、そうしたクセを見抜き治してもらうようにすることも大切です。