乳歯列期とは、乳歯がすべて生えてから永久歯が生え始めるまでの時期を指します。
乳歯は、生後6~7ヶ月あたりから生え始めます。そしてだいたい3歳頃には乳歯が生え揃います。
一方で永久歯は、6歳前後から生え始めます。
ですから乳歯列期というのは、だいたい3歳頃~6歳前後となります。
なお、乳歯は全部で20本になります。乳歯の頃には奥歯は2本ずつしか生えません。
永久歯の場合は全部で32本と乳歯との本数の差はかなりありますが、第三大臼歯(親知らず)が生えない場合は永久歯の本数は28本となります。
3歳~6歳前後の乳歯列期の子どもは成長著しく、上あごや下あごの変化も大きくなっていきます。
歯というのは、あごや歯槽骨という歯を支える骨の上に生えますので、それらの位置や大きさに問題があると将来的に噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。
ですからあごの変化が著しい乳歯列期には、将来生えてくる永久歯のための土台づくりとして矯正治療を行なう場合があります。
乳歯列期の子どもの歯並びでは「歯の隙間」に注目することが大切です。
乳歯列期における理想的な歯並びは、いわゆるすきっ歯がある状態です。
永久歯は乳歯よりも大きいですから、歯と歯の間に隙間があることが重要なのです。
もし乳歯列期にも関わらず歯が隙間なくびっしりと並んでいたり、受け口の状態になっていたりした場合は、お気軽にもちづき歯科医院へとご来院ください。
そういった状態に当てはまらなくても何か少しでも気になることがある場合は、まずは歯科医院で診てもらうということが大切です。