小児矯正には、以下のようなメリットがあります。
■健康な永久歯を抜かずに矯正できる可能性が高まる
歯の矯正治療では、歯を移動させるスペースを確保するために抜歯が必要となるケースがあります。
いくら歯並びを整えるためとはいえ、健康な永久歯を抜くことには抵抗を感じる方も多いかもしれません。
ですが、あごがまだ成長段階にある子どもの頃に行なう小児矯正では、あごの成長を促すことで歯を移動させるスペースを確保することが可能になります。
したがって抜歯の可能性がグンと下がります。
なお、あごの成長をコントロールするための小児矯正はおおむね6歳頃から開始しますが、個人差があるため中には3歳頃から小児矯正が可能な場合もあります。
治療期間は、10ヶ月~1年半程度が目安となります。
■あごの成長をコントロールし、あごのバランスを整えることができる
上記のように小児矯正に関してはあごの成長をコントロールすることが可能です。
それによってあごの大きさやバランスを整えることができます。
■永久歯での矯正期間を短くできる
永久歯列になる前から小児矯正を行なうことによって、永久歯列期の矯正治療の期間を短縮できたり、その必要がなくなったりするというメリットもあります。
■定期的な来院で虫歯の有無も診てもらえる
小児矯正の間には、1~2ヶ月に1回の頻度で通院をする必要があります。
その際には虫歯などがないかもチェックしますので、小児矯正をすることで虫歯予防もしやすくなります。